バイクのカギが中折れした時の対処法

バイクのエンジンを掛けようと、カギに差し込んで回そうとしたら折れることがあります。
そして、折れたカギの一部はシリンダー内に残ったままになることも少なくありません。
こうした時、バイク屋さんに依頼せずにカギ屋さんに相談すると、思ったより費用が掛からないケースもあります。
バイク屋さんはカギの専門家ではないので、シリンダーを交換しがちです。
ですが、カギ屋さんはカギシリンダーの専門家でもあるのですす。
シリンダー内に残ったカギを取り出すこともします。
細くて先端が鉤状になったような工具が必要で、所要時間は一分程です。
取り出すだけなので、掛かる費用は人件費と技術料だけです。
緊急にも関わらず計10,000円も掛からないそうです。
カギが中折れを未然に防ぐ方法もあります。
中折れするのですから、必ずそれ以前に兆候があるはずです。
具体的には、抜き差しやエンジンをかける際に抵抗があります。
原因は、カギの錆び・曲がりです。
カギ自体の金属疲労でも折れます。
このようにカギに問題があるときは、カギを交換するしかありません。
これ以外では、シリンダー内に異物が侵入していることも考えられます。
外部に晒されることが多いので、誇りや雨水等が疑わしいでしょう。
そのような時は、シリンダー潤滑剤を入れてカギの中折れを防止できます。
また、動きを良くするために油やシリコンを入れるのは、シリンダーの故障原因になりますので使用しない方が良いでしょう。
カギが折れて、スペアキーがない場合もあります。
これはバイクの型式・車体番号が分かれば作れます。
また分からなくても、バイクのシリンダーに特殊な素材を入れて型を取り、そこからカギを製作することも可能です。
前者はバイク屋さんが対応しますが、後者になるとカギ屋さんに依頼する方が早いでしょう。
しかし、中にはカギ屋さんでも作れないカギも存在します。
ID番号が電子情報として記録されているカギがあり、カギとシリンダーが同じID出ないとエンジンが掛からない仕組みになっているのです。
このようなカギになると、カギ屋さんがバイクメーカーに依頼する形になります。